これからは、読書を手放さない。





こんにちは。
あおましいろです。


この度、読書備忘録を書くことにしました。
はじめるにあたっての経緯を記録しておきたくて、
このページを作成します。

あおましいろのひとりがたりとなっております。

純粋に読書が好きだったころ
理想にがんじがらめになって、読書を手放したころ
現在地も行く先も、歩く方法もわからなくなったころ
もう一度すべてを教えてくれた読書のこと

こんな内容かと思います。
もしよろしければ、ご一読ください。
 

読書の時間

昔々から、読書はあおましいろにとってはとても大切な時間でした。

決して、「読書家」といえるほどではありません。

それでも、(今思えば危ないことですが)学校の帰り道には図書室で借りた本を読みながら帰る程度には読書好きな子どもでした。

「かぎばあさん」シリーズ
「グランパ」シリーズ
「ずっこけ3人組」シリーズ
偉人伝の棚

赤川次郎
吉本ばなな
江國香織
村上由佳
宮部みゆき
恩田陸
・・・
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母の日の贈り物
 

理想と読書

結婚して、子育てが始まり、仕事と家事の両立を必死になって目指し始めて。

ハリーポッターシリーズと、魔女の宅急便シリーズを最後に、読書とは縁遠い生活になってしまっていました。


数年経ち、メンタルの調子を崩したころ、自分の境遇を何とかしたい思いから、再び本に手を伸ばします。

これまでには手を出したことのない、自己啓発本。

一日に小説を3冊読破していたころとは比べることもできないほど、字が読めなくなっていました。

同じ行を何度も何度も目で追い、上滑りしながらも、なんとか読み進める日々。


さらに数年。

メンタルは復調したものの、手放しで過ごすことはできず。

再就職と子育てと家事と、メンタルの調整をする日々。

読書の時間は、またあおましいろの手から零れ落ちていきます。
 
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初めてのトマトづくり
 
そして今。

三女との出会い。

色んなことを仕切りなおす覚悟を、持つことができた出会いでした。

次に手を出したのは、実用書。

心理学、資産運用、健康管理・・・



「知識」

それは、どうしても生きづらい自分のことや、いつも取りつかれる未来の不安に苛まれていたあおましいろが渇望していたものでした。

文字通り、乾いた大地にしみこむように、知識が面白いようにしみこんでいくのが分かります。

もちろん、年齢的に忘れちゃうことも多いので何度も何度も繰り返し読みます。

読書スタイルはすっかり変わってしまったし、集中力は真剣に落ち込むほどなくなってしまいました。

でも、「まだまだ知りたいことがある。この先の人生で足りるかしら」と本気で思ったのでした。
 
 

読書のそばに

「人生は、30年でいい」


10歳のころ、すでに生きづらかったあおましいろが、自分の新しい机に書き込んだ言葉です。

それからずっと、ありがたくも長く生きづらい人生を、しんどく思っていたのが本当のところです。

罰当たりなことです。

そんなあおましいろが、「人生、足りないやっ!」なんて思う日が来ようとは、夢にも思わないどころの騒ぎではありません。


そんな、あおましいろと「読書」の関係。

こうしてブログを再開することにした際に、あおましいろにとっての大事な出会いを、少しずつ、独断と偏見でいい、自分の軌跡として残しておけたらと思い、このカテゴリを作ることにしました。

そうして改めて読書と向き合い始めてしばし。

つい先日、読書に目覚めつつある長女を連れて古本屋に立ち寄った時のこと。

本屋大賞やミステリ大賞の作品がすでに置かれている棚で、古本とはいえまだ新しいさらりとした製本に触れた時、涙がこみ上げるほど「本が好きだ」という思いがあふれてきたのでした。

自己啓発本、
実用書、
あおましいろに、はげましと知識を与えてくれた本たち。
 

小説は、もう読めないかなと勝手に思っていました。

残された時間と知りたい知識とを考えると、小説を読む時間はあおましいろには残されていないような錯覚に陥っていたようです。

でも、
「元彼の遺言状」
「推し、燃ゆ」
「ライオンのおやつ」
・・・

表紙のその先に広がるだろう、見たことのない体験したことのない世界を感じて、あおましいろはとてもわくわくしたのでした。

古本屋で涙ぐみながら本をなでるおばさんです(笑)

本と向き合える時間は長くありません。

まったく読書できない日が続くこともあります。

これから先、休職が終わって職場に復帰すれば、きっと読書の時間はますます取りづらくなるでしょう。

それでも、二度と本とかかわることを手放さないようにしようと思います。
 
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初めての梅干しづくり
 

手放す、拾う

振り返れば、あおましいろの人生は、「抱えては、持ち切れずに手放す」ことの繰り返しでした。

持ちすぎたことを悔やみ、手放す度に自己嫌悪に陥り、無能感に打ちのめされ、罪悪感さえ感じながら、それでも気が付けば捨てたものをまた大事に拾い集める。

懲りない自分に呆れ、失望したこともありました。

でも、月並みな表現ですが、きっと、手放す経験も必要だったのだと今なら思います。

手放して、拾い集めて、手放してきたからこそ、今、この年になって必要なものが、大事にしたいものが改めて見えてきたような気がしています。

きっと一生、拾い集めては手放していくのだと思います。

これからは、そんな自分の生き方ごと、自分自身に向き合えるといいと思います。




最後まで読んでくださって、ありがとうございます。

あおましいろの独断と偏見が、新しいものがたりとの出会いの一助になれば、こんなにうれしいことはありません。

どうしても、自分のことを語りがちになりますが、それもひっくるめて、味わってください(笑)。

 
 
 
それでは、本のご紹介をはじめます。