こんにちは。

あおましいろです。

先日、ちょっとしたことから旦那氏とけんかになりました。

長くなりますが、書き留めておこうと思います。

あらすじ

きっかけ

2月は、あおましいろを含め家族5人中4人が体調を崩し、メンタルもしんどい時期でした。

3月に入って少し落ち着いたとはいえ、順調に自己主張が成長している三女に疲れ気味だったあおましいろ。

ことは、「少しの時間ひとりになりたい」と旦那氏に訴えたことからはじまります。

前提

我が家は毎週一度は旦那氏の実家で夕飯をごちそうになる習慣があります。

これが大変ありがたい。

以前、もっとメンタルの調子が落ち着かなかった時には、この時間、あおましいろはおうちでお留守番をしてひとりで休憩をしていたものでした。

今回も、久しぶりにこのありがたいカードを切らせてもらおう。

そう、ことはそんなに複雑ではなかったのです。

経緯

今日は義実家へ行く、という日。

どうにもしんどさがピークに近づいているなぁと自覚するできごとがありました。

仕事中の旦那氏へ、義実家に行く間、ひとりになりたい旨を連絡し、旦那氏からは了解したという返事をもらっていました。

ほっとしたのもつかの間、やや申し訳なさがこみ上げます。

旦那氏といえば、忙しい時期に入り、年明けから休みらしい休みが取れていなかったからです。

とはいえ、よく慣れた義実家、娘たちもいるし、義母もいます。

せっかくの時間、ゆっくりしようと思い直したのでした。

春の庭 梅の花

すれ違い

さて、旦那氏が帰宅。

義実家へ家族を送迎するのはあおましいろです。

夕飯を食べてゆっくりしても、せいぜい1~2時間。

送迎時間をのぞけば大した時間ではないかもしれませんが、とにかくひとりになれる。

それが今、必要なことだと思ったので、悪いとは思いつつ、送迎準備をします。

旦那氏へ「ごめんな」とひとことことわったときでした。

「俺はいいけど、こいつ(三女)が大丈夫かなぁ・・・」

このあたりのあおましいろの心境を説明するには、ものすごく丁寧に説明がいるのかもしれません。

ひとまず端的にそれを表現するとしたら、失望と怒りでした。

すれ違いからけんかへ

まず、その場であおましいろが選択したのは、

「三女がどう反応しようと、対応して」

固い声で、そう告げることでした。

その口調や内容に何かを感じたのか、旦那氏は義実家へ到着しても無言。

あおましいろはといえば、どうにも苦しい心境に追い込まれていたのでした。

それは「これ以上、腹に溜めておけない」という思い。

長女が生まれてから感じ続けている違和感、さみしさ、かなしさ、孤独が思い出されます。

気がつくと、LINEで心情を送り付けていたのでした。

いわく、

「前にも言ったことがあるけど、『子どもがかわいそう』とか『子どもが離れたがらん』とか、『子どもがいいって言わん』って理由で、世話を母親に押し付けるのはやめて。

無自覚でしてるなら、自覚して。

わたし自身が、家事も育児も仕事もして体調をくずしたから、ひとりで働いてくれているひとにそれをしろなんて、言ってるつもりもないけれど、せめてしんどいと言ったときくらい、もうひとりの親として受け止めてよ。

ただでさえ、申し訳ないと思ってSOSを出しているのに、どうしたらいいか分からんよ」

そのあと、思い直し、「三女のことを考えていってくれたことだとはわかっている」と付け足し、わがままを言ったと謝ったのでした。

別々の道を

義実家へ無事に迎えに行き、その時はなにごともありませんでしたが、旦那氏のようすがおかしくなったのは、翌朝からでした。

この日は、子どもたちを連れて出かける予定だったあおましいろ。

旦那氏はひとりでゆっくりすることになっていました。

ただ、朝あおましいろの顔を見て言った言葉が「俺の朝飯つくらんでええけぇ」

その口調と表情は明らかに感情をこじらせているときのものでした。

結局、朝食、昼食は自分でして食べたようですが、帰宅後は寝室から出てこず。

寝室をのぞいたあおましいろに彼がさらに伝えてきたのは、

「これからは俺のことはせんでええけぇ」

理由を聞くと、あおましいろの負担になるというのなら、自分のことは自分でしようと思ったというものでした。

そんな意思表明の反面、

正直、簡単な仕事をしているつもりもなく、帰宅後の家事なんてできないし、どちらかというとしたくないのだ

とも。

はっきりと言葉にはしませんでしたが、妻が家にいるのに・・・というニュアンスのことも言っていたと思います

「とにかくどうしたらいいのか分からない、もしもかみ合わないのなら、別々の道を選んだほうがいいのかもしれない

いちごの花

どうしたらいいのかを考える

あおましいろが伝えたこと

別々の道・・・ねぇ・・・

ぶっちゃけていいますが、

お前が言うか・・・っっっ!!!

という、大変頭が高いことを思いました。ええ、確かに思いました。

そこについては夫婦の長い歴史がありますが、割愛します。

夫婦やってると、多分何度かは「別々の道を・・・」くらいを思ったことは誰でもあると思います。

あおましいろは、ここだけの話、ウン十回と考えてきました。

なので、そう来たか、お前が言うか、と思うと同時、これは本当に考えるチャンスなのかもしれないと思ったのでした。

要するに、その時点では想像以上に冷静だったわけです。

おそらくは何を言っても今は受け止められないだろうと思いつつも、旦那氏に次のようなことを言ったと記憶しています。

  • 簡単な仕事をしていると思ったことは一度もないこと
  • 家事を何かやってほしいという話ではないこと
  • 家事というのなら、自分が自分の世話をほんの少しだけ意識してやってくれるだけでいい
    (洗濯物の処理、持ち帰った空のペットボトルの仕分け、つかったものをもとに戻す、とかね)
  • ただ、ひとりだけ家事をしているという気持ちに陥ること、ひとりだけ好きなことをする時間も持てないのかと感じることはつらい
  • 掃除ひとつとっても、仮にひとりで15分かかることなら、頭数を増やせば5分ですむかもしれない
  • 浮いた10分で好きなことがしたい
  • ゆっくり本が読みたい
  • 夕食後の団らんもしたい
  • 以前にも言ったことがあると思うが、同じ方向を向いていたいだけなのだ
  • 「一緒に」生活をして、「一緒に」子育てをしたいだけなのだ

三女の世話を、親として引き受けてほしいと伝えたつもりが、俺のことはしなくていいという話になり、旦那氏が気持ちをこじらせている・・・。

いったい、どうしてこんな話になっているのか・・・。

この時はよくわからなかったのでした。

SOSを出しまくる

意外に冷静に話したなぁ・・・。

話し終わったその夜、別々の部屋で寝支度をしながら思ったあおましいろ。

話し合いの決着は、今すぐには経済的にも無理なので、時間をかけて準備をしていくというものでした。

どうすっかなぁ。

冷静だったと思えはしても、ショックがないわけはなく。

気がつけば、一晩中泣いていました。

翌日も涙は止まりません。

こうなったらやることはただひとつ。

た~~~~す~~~~~~~け~~~~~~~~~TE~~~~~~~

SOSを出しまくること。

かつての自分なら、プライドや恥が邪魔して絶対にできなかった手段ですが、40歳も超えると自分の能力の限界は見えてきますし、守りたいプライドもそろそろないし、恥ずかしいっていうなら、たるんだお腹やほうれい線のほうが恥ずかしいってもんで

振り切れた人間は怖いものがないもんですが、あおましいろは、リアルなSNSでSOSを出すという、なかなか勇気がいることをやってのけていました。

結果、とにかく話せ、外に出せと、いろんなひとが声をかけてくれたのでした。

戸惑いながらも、恥はかきすてて話しまくります。

悔しい思い、悲しい思い、つたえたいこと、つたわらないこと・・・

受け止めてもらえたことで見えたこと

なりふりかまわず、何ならこれまでの仕打ちを、思いっきり自分を正当化しながら話しまくり、だから自分は悪くない、と必死で自分を守る時間。

聞いてくれた人たちは、そんなあおましいろを一切否定せず、受け止め、ときに笑いを交えつつ、落ち着くのを待ってくれたのでした。

なかでもありがたかったフィードバックがあります。

  • 相手の反応に傷ついて、過去の体験を持ち出し、旦那氏はわかってくれていない、と感情をこじらせていくあおましいろに
    →「そうなるくらい、余裕がなかったんじゃなぁ」と相手の状況を思い出させてくれたフィードバック
  • ただ土台をすり合わせてさえあれば、相手が何をしてくれてもかまわないのに、それが伝わらない、と嘆くあおましいろに
    →そもそも違う人間同士。しかも性別も違う。そして、あるものから目が離れて、ないところばっかり見てないかっていう、あおましいろの視点が偏っていないかというフィードバック
  • とはいえ、そんなフィードバックに気がついて受け止められるようになったのは、全部吐き出しきってからだったあおましいろに
    →デトックス大事っていう、受容と肯定のフィードバック

こうして書いてしまうと、どこにでもある、通りいっぺんのことのように思われてしまうでしょうか?

でもね、こんな関係性の友人があおましいろはずっとほしかったんですよねぇ。

もしかすると今までもいたのかもしれず、ただあおましいろが頼るスキルがなかっただけ・・・なのかもしれません。

だとしたら、成長できた自分をちゃんと受けとめたいなぁ。

で、やっぱりそんな友人が今、いてくれることが、ものすごくありがたいことに代わりはないのでした。

再び、旦那氏と

赤々と実ったいちご

収束に向けて

あおましいろがSOSを出しまくって話を聞いてもらってから数時間・・・。

旦那氏から、ごめんなさいと夕食後の後片付けをさせてくださいというようなラインが来ていました。

意図が読めない・・・というか読みたくないしうやむやにはせんぞ・・・←。

その日はなんとなく平穏に過ぎましたが、別々の道を話題に出された以上、そこを確認せずに終わらせるつもりはありませんでした。

翌日、改めて旦那氏に問います。

「別々の道を考えるっていうのはもう、なくなったん?」

冷蔵庫をのぞきながら、台所での立ち話です。

返事のない旦那氏。

聞こえない距離でもないのにと振り返って、・・・失策です。

小学生もかくやというふくれっ面に、思わず大爆笑しちゃったんですよ・・・。

下唇だして、半分目を座らせて。・・・いくつやねん。

なんだそれ!それはあかんやろ!

と突っ込みましたが、当人はいたってまじめ。

いわく

「40年後に孤独死している自分を思い浮かべた。話をした40分後には後悔して、なんであんなことを言ったのかと思った」

のだそう。

もうな、突っ込みどころ満載すぎです。

40年後の孤独死を想像する前に子どものことが出てこんのか・・・

謎の40しばりとか←それはええでしょ。

もし同じことがあったとしたら

ひとまず、別々の道案件は置いておくことになったのですが。

台所の片隅で、たくさんではなくても、丁寧に話をしました。

丁寧、ということばが嫌いなあおましいろですが、こればっかりは「丁寧に」やらないといけないんだなと。

身に染みて感じています。

特に今回は、あおましいろ自身がたくさん出しきれていたおかげか、本当に旦那氏の立ち位置を確認しながら話せた気がしています。

  • メンタルの調子を崩して以降、気をつかってくれていることはちゃんと伝わっているし、ありがたいと思っていること
  • ただ、過去の体験があまりにも辛すぎて、フラッシュバックのように思い起こされることで、気遣いをなかったことにしがちだったこと
  • 本当に伝えたいのは、子育てをする上でのパートナーであってほしいということ
  • プロジェクトチームを組みたかっただけだということ
  • 体調を崩して、組織ではたらくことに怖気づいていることは変わらないけれど、稼ぎたくないわけではないこと
  • むしろきちんと社会貢献して、稼働就労ができるようになりたい
  • だからこそ、自分を家事するだけのひとではなく、生活を回し舵を切っていくパートナーとして見てほしかったこと
  • あとは、Instagramの@kazu_maru さんを見て←
いちご狩りの最後の最後でやっと先っぽをかじったいちご

いや、今回話を聞いてくれたひとが教えてくれたんです、かずまるさん←。

読んでみたら、もうあなたは世の女性の代弁者ですか、みたいな。

きっと、旦那氏は「しんどい→負担を軽くしなくちゃ!」と受け止めたのだと思います。

確かにそのとおりなのですが、あおましいろが心底伝えたいのはそこではなく。

親という同志であり、パートナーでありたい」、その一点なんですよ・・・。

今回のきっかけも、「子どものせいにして逃げるなやぁ! 一時間くらい任せろ!って言ってよ~」という思いがはじまりでした。

で、肝心なのは、旦那氏自身、「逃げている」と思っていないということ。

逃げるという単語をつかうことが適切だとは思っていません。

ただ、自分が引き受けるしかない、逃げ場のない状態で育児をしている側からすれば、そう見えることだって、ある。

同じ土台に立ってくれていないだけで、「逃げ」に見えることがあるんです。

だから、同じ「親」という土台に立ってほしいし、負担を「共有」できて、一緒に生活を営んでいく「パートナー」でありたいと思う。

ただそれだけなんですけど、でも、これが伝わらない。

正直、今回もそこまで伝えられたとは思っていません。

なので、同じことがあるような気がしています。

しょうがないよね。

でも、あきらめるわけにもいかないので、伝えるのが上手なひとに任せることにしました←。

けんかの原因

今回のけんかの原因は、お互いの疲れからくる余裕のなさ。

これがいちばんだったと思います。

あとはあおましいろの伝えかたが、相手のことを考えられていなかったのかなぁ。

これも大部分を占めている気がします。

旦那氏につたえたことのうち、最初の二項目。

ちゃんと伝えたのは、もしかしたら初めてだったかもしれません。

折に触れて、もちろん感謝は伝えていたけれど、ちゃんと旦那氏が考えてくれた結果のことだとわかっていること、気持ちを受け取っていることは伝えられていなかったように思います。

試行錯誤しながら、あおましいろに対峙してくれている旦那氏。

それを当然のように受け取りながら、受け取ったことを伝えていなかったんですね、きっと。

だから、旦那氏が「これ以上どうしたらいいのかわからん」という気持ちになってしまったんかなぁ。

しんどいというから工夫する、なのにちょっとするとまたしんどがる。

そりゃ、・・・困るわなぁ。

あとは、出鼻をくじくというか、せっかくしていることに水を差してしまうあおましいろの声掛け。

つい先日も、あれこれと張り切って台所仕事をしてくれる旦那氏につい、

今日は夕食後の後片付けはしなくていいよ

と言っていました。

ありがたい!でも張り切って疲れてほしくない、とか。いろんな思いがあってのことなのですが・・・。

違う違う!

これは、あおましいろがもっとも嫌な「休んでいいよ許可」案件(汗)。

同じことを言うのであれば、

今日の後片付けは、私が明日にでもするから置いといて

とか、そういうことでしょうがぁぁっ!

一緒にしたいと思う端から、自分自身が同じ土俵にあがろうとしている人を蹴落としてる可能性に気がついてびっくりしたのでした。

あとからすぐに説明しなおし、あらためて意図を伝え直してみました。

こういう日ごろの小さいひとつの歯車や一歩。

何かを丁寧にしなくてはいけないとしたら、こういうことたちなんだろうと、思っています。

長いお話になりました。

あくまで備忘録のようなものです。

あらためて消化できたことをまとめるかもしれません。

が、ひとまずはこんなことをやっているあおましいろを見て、何かのきっかけをつかんだり、この人よりはましやなと思ってみたり、少し離れたところからパートナーとの関係を振り返ってみたり、そんな機会になってくれればうれしいなと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

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