何回も同じことを言ってると、それだけでヒートアップしちゃうんです(汗)。


こんにちは。

あおましいろです。



我が家には三姉妹がおります。

長女はちょっと心配性でマイペースな中学生。

次女は活発で強気な小学5年生。

そんなふたりを手玉にとる一歳児の三女という構成。

それぞれ性格も、得手不得手も全くちがいます。

本日は、聞くのがどうも苦手な次女のお話。

目から?耳から?

みなさまは、情報を目から取り入れるのと、耳で聞いて取り入れるのとで、自分がどちらが得意か意識したことがありますか?

あまり、自分で意識することはないかもしれません。

正直なところ、あおましいろ自身、自分がどちらが得意かと言われるとちょっと自分では決めかねます。

ただ、子どもを見ていると、文字で見る方が理解しやすいのか、耳で聞く方が理解しやすいのか、どうやら得意不得意があるようだということに気がついたのです。

三姉妹の場合

長女:どちらかというと、耳から。
次女:完全に目から。
三女:不明(笑)。

何のこっちゃ、と思われるかもしれないのですが、この特性を抑えているだけで、日ごろの声掛けのイライラがちょっと減るんです。

今すぐすることでないと言われても忘れる

次女は、どうにも耳から聞いた情報を処理するのが苦手です。

聞くのが苦手なのかなと思った理由
  • 小学校の参観日
    先生が全体へ指示→みんなが動く→みんなが動くようすを見て、真似して動く
  • 「〇〇しといてね」と伝えると、かなりの確率で忘れる

特に、「〇〇しといてね」の声掛けについては、いろいろな工夫をしてきました。

何かに気を取られているときは、注意をこちらに向けておいて目を見て伝える、など。

それでもやっぱり忘れます。

結果、伝えたことができていない、何度も言わないといけない、という親のストレスが生まれます。

そして次女自身も、とても残念そうな、がっかりしたような、自信を失ったような表情をします。

それなら、言われてすぐすればいいのに、とも思います。

実際に「言われたらすぐする」というルールも考えました。

でもそれだと、親側の都合で、いいタイミングで声をかけられないことがあった時に対応できません。

シンプルにやってみる

そこで考えたのが、書いて伝えるやり方。

  • 目につくこと
  • 分かりやすいこと
  • 完了・未完了が区別できること
  • 親子双方にとって、簡単なこと

以上を踏まえてやってみたのがこちら↓

付箋を使った方法

食卓の次女の席に、やってほしいことを書いたふせんを、立てて貼る

付箋の貼り方 机に立てて貼る

実は、実際に取り組んだのは約1年前のこと。

当時飲み始めたアレルギーのおくすりのことと、玄関に帽子をかける場所を設けたばかりで、ルールが変わったので、そのことを書いています。

これは、どちらかというと長期的なものですが、ここに短期的なものも加わります。

例えば、使ったものを片づけてほしいとき。

  • 鉛筆削りをしまう
  • 消しゴムのカスを捨てる
  • (洗い終わった)パレットをしまう  など

片づけなさい、ではなく、何をどうするかをふせん一枚にひとつ書いて、立てて貼ってみました。

次女にはこのやり方が合っていたよう。

ふせんを見ながらやることを済ませ、一枚ずつはがしていきます。

そして、試してみてわかったことがもうひとつ。

例えば、時間が経ってからまだふせんが立っていたとしても、「できていないこと」に腹が立たない自分に気がついたのです。

伝えたことがふせんとして残っていることで、相手にちゃんと伝わっているという感覚がそうさせるようです。

  • 親の気持ち:「〇〇してって言ったじゃん!聞いてたっ?!」
    伝えたことを無視されたような感覚
  • 子どもの気持ち:「聞いとったよ!わかっとるよ!」
    自分なりの段取りを台無しにされた感覚

※親が落ち着くことで、上記のような二次被害が防げるのかも。

自分でストレス溜めてたかも?

それまでは、こういう指示を、あおましいろ自身が他の場所を片づけながら、矢継ぎ早に次々と伝える、ということが多かったです。

すると、取り掛かるまでに何度か声掛けが必要だったり、ひとつ終わったところで結局次のことをもう一度伝え直さないといけなかったり。

とにかく同じことを何度も何度も言う、ということに陥っていたのです。

・・・で、ですよ?

同じこと、何回も言ってると・・・腹が立ってきません?

あおましいろの場合、相手に聞こえていようが聞こえていまいが、まったく関係ないところで、だんだんと勝手に自分だけヒートアップしてしまうのです。

例えば、朝、子どもを起こすときも、

「朝よ~、起きて~」

「お~い、〇分よ~、起きなさいよ~」

「お~き~て~っ」

「〇分よ~っ、おきんの~?!」

「何回言わせるんよっ!起きなさいっ!」

みたいな。

これ、毎朝やってるといろんなバリエーションが生まれるもんで、気がつくと

「え、ほんとに?いつまで寝るん?まじで?」

みたいに、寝てる相手に問いかけ始めたりします。

ちなみに、「何回言わせるの!」っていうやつ。

・・・自分が勝手に何回も言ってるんですよね。

嫌なら、言わなきゃいいんです。

そう気がついてからは、最後通告をして、何回も言わないようにしています。

まあ、起きてこないと面倒・・・アレなんで、最後通告の後の最終最後の地を這うような低音での声掛け←っていうのがありますけど。

シンプルに、いろんなやり方を試す

とはいえ、何かひとつがうまくいったからと言って、それがず~っと続けられることってなかなかないですよね。

例えば今回のやり方は、我が家で続いたのは数カ月でした。

  • 帽子やくすりのルールが無事定着したこと
  • 書けば伝わることが分かったことが、あおましいろの安心材料になったこと

今回は、たまたまいい形でこのやり方を卒業できたようです。

卒業と言っても、ふせんとペンがあればいつでもできて、かつ有効なことがわかっているので、大事な保険になっています。

それにしても、子どもは日々いろんなことを吸収してくれますね。

一方大人も、忙しくても余裕がなくても、対策が分かってやるべきことがはっきりすると、ひと息つける気がします。

まぁ、何かがうまくいったとしても、反対に、違う課題が見えてくることも、もちろんあるわけで。

なので、いろんなことを、シンプルに、たくさん試せるといいなぁと思います。

付箋をつかって子どもに伝える時に、ホワイトボードを使ってみた
【お試し例】ホワイトボードを使ってみたら、即効で別の場所に移されて機能しなかったやつ(笑)

余談ですが、何度言っても聞いてくれない、と感じると、あおましいろは途端に自尊心を損なったような気持ちになります。

でも伝え方を変えてみて、さらに気がついたこと。

それは、気を付けたいと思っていても、やっぱりあおましいろの都合やタイミングだけで伝えようとしていたことでした。

相手の都合も考えず、タイミングも見ずに、伝えた気になって、伝わらないことを嘆き、ないがしろにされたような気持ちにまでこじらせてたのです。

なかなかの悪循環(涙)。

これからもきっと、自分の都合だけで動いてしまうことがあるでしょう。

でも、書いて伝えるという方法は、今もあおましいろの中で大事な方法として根付いています。

特に、説明が長くなりそうな時は、手紙を書くようにしています。

もちろん、いいことも、悪いことも。



みなさまは、パートナーや子どもさん、大事な人と、どんなやり方でコミュニケーションをとっていますか?

もし、うまくいっていないことがあれば、相手の得意な情報処理のやり方、という見方を試してみてはいかがでしょうか。

最近は、聴覚情報処理障害という特性も知られてきているそうです。

読むのが苦手、聞くのが苦手、触られるのが苦手、大きい声が苦手・・・、相手の得意なこと、苦手なことを知ることができるといいなと思います。

ほんの少しの気づきと、ほんの少しの調整で、お互いの気持ちが伝わりやすくなるのなら、こんなにいいことはないなぁ。

自分に余裕がないと、なかなかできなかったりしますけど(汗)。



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▼家にあるふせんがなくなったら、かわおも(かわいくて面白い←)のにしようと思ったり。