こんにちは。

あおましいろです。

昨年12月に思い立って、いかす屋さんという活動(?)をしています。

いかす屋さんとは

「あるものをいかす」を合言葉に、ものと自分とひとをいかす場所づくり、活動を目指しています。

手元にあるものを、知恵や工夫、得意なことをいかしてつかい切るって、案外難しくて、でも楽しいんです。

仕事も家事も子育ても中途半場な気がして、なんとなく感じていた不安や「このままでいいのかな」という焦り、先が見えない心配が、頭や手を動かしていたら、充実感や達成感に変わっていました。

「できた!」を重ねて、生活のあちこちに「可能性が見つけられる」ようになると、いつのまにか毎日がわくわくでいっぱいに♪

身につけた知恵は子どもたちにプレゼントしつつ、少しでも生きやすい未来の役に立てたらいいなぁと思います。

このところは、コミュニティにこだわるよりも、あおましいろ自身があちこちに動いて、いかせるものを回すほうがいいのではないかと思うこともあり、やり方を検討中。

そんないかす屋さんにたくさんの洋服をもってきてくれたかたがいらっしゃいました。

洋服のいかしかた

判断基準を決めてみた

たくさんの洋服をもらうと、まずするのは仕分け。

この仕分け、けっこう労力がいります。

で、今回は判断基準を決めてみました。

洋服を仕分けるときの判断基準
  • 誰が着るのか
    我が子が着るもの
    他に譲れそうなもの
  • 残す基準
    リメイクする方法がひらめくこと
    デザイン・キャラクターにときめくこと
  • ウエス(お掃除用のつかい捨て布)用に裁断するもの
    毛羽立ちがひどい、隠せないシミ汚れなどがついた綿・ポリエステル素材のもの
  • 古布リサイクルする基準
    冬物で、ウエスに不向きなもの(セーターやウール素材のものなど)

判断基準を設けるのって、当たり前といえば当たり前です。

ただ、「誰が着るのか」を考えたことで、「、我が子が着るかどうか」を考えることができました。

これまでは、

「ちょっと大きいけど、せっかくもらったし、まだ着られそうだし、置いとけばいいかなぁ」

と思うことが多々あって、結局タンスのこやしに・・・なんてことに陥りがちだったあおましいろ。

今回は、「今、我が子が着ないなら、他の誰かに譲る」と思えたことでずいぶん作業がはかどりました。

リサイクル実例

シミ汚れを隠す

これまで、あまり考えたことはありませんでしたが、シミ汚れを隠すことで、まだ着られそうな服を見つけてしまったので、隠してみることにしました。

シミ汚れを隠す小物
  • 古い服からはずして保管していたボタン
  • 古い服を裁断してつくっていたヨーヨーキルト
  • はるか昔に購入してそのままになっていたアップリケ

方法はいたってシンプルだし、世が世なら「貧乏くさい」とか「面倒」などなど・・・、ネガティブにとらえられてしまうかもしれません。

あおましいろ自身、なつかしい昭和の香りに何となく苦笑しました(笑)。

でも、とっても楽しい。

とっても充実します。

大事なのは、「わたしは気にしない」←という心意気。

たとえば変な位置にボタンがあるって思われるかなぁとか。

ボタンをつけながら、もう一人の自分がつぶやいたとしても、

「まぁ確かに変な位置についてるけど、わたしは気にしないし、もし聞かれたら話のネタにしちゃおう」

くらいの心意気が、楽しむコツです(笑)。

乱暴なことを言えば、「誰もそんなとこ見てないわ」です。

自分が好きなことをできるようになってきた理由のひとつは、

「まわりの目があまり気にならなくなってきた」

ということ。

歳を重ねて、程よく鈍く、程よく図々しくなれた気がします(笑)。

サイズダウン

かわいいけれど、裾や袖のほつれがひどく、そのままのサイズで着られそうにないものは、サイズダウンして我が子用に。

簡単サイズダウン Tシャツ編
  • 襟ぐりをカットしてゴムを通す
  • 袖口の縫製してある部分にゴムを通す

この方法だと、140~150サイズくらいのTシャツを、100~110サイズくらいのチュニックワンピースとしてサイズダウンできます。

ただ、これだと女の子に限られちゃうんですが(汗)。

「こうやってつかうことに決めた」

リメイクをするときには、既製品との違いを楽しんで、「これは、こうする。こうつかう」と決めてつかってしまう心意気も大事です(笑)。

ウエス(お掃除用のつかい捨て布)に

仕分けて、サイズダウンしたりリメイクしたりして。

それでも、「ん~、これはもう”着る”はできないなぁ」と思うものがあります。

着なくなった洋服を切って、ウエス(掃除用の使い捨て布)にしたもの
着なくなった洋服を切って、ウエス(お掃除用のつかい捨て布)にしたもの

そんなときは、”切る”ことにします。ダジャレです(笑)。

つかい勝手がよさそうなサイズに切り分けて、ウエス(お掃除用のつかい捨て布)にしています。

これがとっても便利で、すでに生活には欠かせなくなっています。

つかい道
  • キッチン周りのあれこれ
    調理中のちょこっと汚れ、コンロまわりのちょこっと拭き取り
    お皿の油汚れの拭き取り
  • 食事中のお手拭き替わり
    指が汚れた、ちょっとこぼれた、なんてのはこれでひと拭き
    そのあと、お皿の油汚れを拭き取って、ごみ箱へ~
  • 大きめに切ったものを床掃除やトイレ掃除、とにかく掃除に活用する
    クイッ〇ルワイパーの柄に取り付けたりも

特に、「お皿の油汚れを拭き取りたいのに、ウエスがなくなっててできない!」っていうのが、最近のストレス。

我ながら、健やかなストレスだと思います。

いかしたい

どうして、そこまでするのか、と思うかたもいると思います。

「新しいの買えばいいじゃん」

「古布リサイクルすれば、別にもったいなくないじゃん?」

など。

そうなんです。そのとおりなんです。

最近は、洋服メーカーが自社製品を回収しているらしいことも知ってはいます。

ほんの少しの虫食いがあっただけのTシャツをくるみボタンとヨーヨーキルトでカバーして、チュニック風に着させる
ほんの少しの虫食いがあっただけのTシャツをくるみボタンとヨーヨーキルトでカバーして、チュニック風に着させる

リサイクル、のその先を知らないのに、リサイクルした気になっている自分

でもね、あおましいろ、こんな話を聞いちゃって。

新しい服を大量につくっては、半分は着られることもなく捨てられている

とか。

別の国への支援という名目で送られた服が、実際には活用しきらず、山のようなゴミになっている

とか。

支援として送ったはずのものでも、その国の業者が買い取り、商品として販売することで、本来届けたかったひとには結局届いていない場合もあるとか。

雇用が生まれたり、経済活動の一端を担ったりしているのかもしれません。

ただ、あまりにも何も知らないなぁと思ったのでした。

今、挙げたことすら、本当かどうか、あおましいろには確かめられないんです。

服の山を登る、子どもの映像とか見ちゃうと、たとえ古布リサイクルだって、最小限にしたくなるってもんで。

「リサイクルしましょう」

のその先。知ったつもりになっていたなぁと立ち返る記憶です。

では、どうするのか。次の選択肢は、ひとによってそれぞれ。

あおましいろの場合は、つかい切る、でした。

自分ひとりがしたって、意味がない?

あおましいろ一人がしたところで、どうなるものでもない、とか。

生産するひとたちの仕事を取り上げるわけにいかない、とか。

自分のなかから聞こえてくる声もあれば、どこかで非難がましく聞いたような声を思い出すこともあります。

でも、広く考えるのは、やめにしました。

自分が違和感を感じるなら、まず自分が納得いくようにやるしかないんですよねぇ。

誰かがどうするかはどうでもよくて、自分が「こっちだ」と思った方向に進んでみる。

そのほうが、あれこれと「やらない理由」を考えるよりも、シンプルで気持ち的には楽なのかもしれないと、思い始めています。

もちろん、手間はかかります。が。

「自分の生活の枠のなかで、つかい切る」

まずは、そこから。

自分とひととものをいかすいかす屋さんロゴ

ものをいかすことで、結果的にいかされるもの

新しく買うときは、「最後までつかい切ることができるかどうか」を考えます。

いらなくなったら誰かに譲ればいっか、と考える前に、「自分の生活のなかでつかい切れるのか」を、まず考えるんですね。

別の角度から見ると、「購入する前に、どこかでつかわれなくなったものがないか」、「ほかのもので代用できないか」を考えることでもあると思います。

生活に足りないものを補いたいなぁと思ったときに、「買う」んですが、その前に「自分の手や知識や、周りのひとやあるものをいかしてどうにかならないかな」と。

案外、どこからか手に入ることも多くて、買わなくてすむこともよくあります。

そんなことをしていたら、ものをいかそうと工夫することが、自分やひとをいかすことにつながることが多いことにも気がつきました

自分の知識が広がったり、誰かのためになれたりするといううれしい体験が、またものをいかすことにつながって、いつしか自分やひとをいかすためにものをいかせるようになるんじゃないかと思っています。

おわりに

とはいえ、自分の生活のなかでいかしきれないものも当然出てきます。

いかす屋さんをはじめたことで、ものをいかしてつかいつつ、つかい切れないときにも誰かに譲る選択が選びやすくなりました。

まわりを見れば、同じような目的で、もっとうまくやっているひとたちが当然います。

でも、似ていても、同じではないんだなぁと最近思います。

やっているひとが違う以上、まったく同じことはきっとないんだと思います。

ちょっとずつ違って、そのちょっとずつ違うことがたくさん重なり合えば、すきまに取り残されてしまうひとが少しでも減るんじゃないかなぁ、そうだといいなぁ。

だから、やりたいと思ったことをやってみる。まず、自分がやってみる。

やってみたことがつながって、いつしかひとが集まる場所になればいいなぁと思います。

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